Twitter / koiwazurai

おみおつけ。



寒いがために「断固外出はせん」と固い意志持った私は遂行なる考えを理解できない友人共に「この根性無し! ヘタレ!なすび野郎!」と罵られながらも
「馬鹿共が!寒いなか外出して風邪という病魔を抱え、仕事に支障が出てしまったらどうするのだ!私は大局をみて動くの。諸君らのようにやれ忘年会だ、それ合コンだと言って浮かれ騒ぐ輩とは違うのだ!」
と、煩悩で動くカボチャ共に説教をし、常に自身を磨き上げる事に余念の無い私はぬくぬくと炬燵で読書に耽っていた。

そんな平和で優雅且つ充実した日々を過ごしていた私なのだが、どうにも外に出なければいけない時が来た。そう。公演があったのだ。
まだ先だ、まだまだ先だと思っていたのだが気がつけば美女4人のコント集団「御御御汁」の「ザ・エイリアンショウ」の公演日ががすぐ目の前に来ていた。御味噌汁と何度もタイプしてしまいそうになるかもしれぬが、御味噌汁でも漬け物でも将また戦闘民族のプレデターでも無い。「御御御汁」の「ザ・エイリアンショウ」だ。

普段の私ならば「仕事が多忙故時間が無い」とでも言って行かずに済ませてしまいそうなものだが、日本酒の次の次くらいに好きな「一生懸命な人を見る」という目的のため私はいそいそと準備を始めた。決して若い乙女が4人も出ているから等という不埒な目的では無い。私の名誉の為に付け加えておく。

c0163330_2282369.jpg


予約を当日に入れるという愚行をしてしまった私はせめて遅刻しないようにと開場の30分前に現地へ馳せ参じた。紳士たるのも決して時間に遅れてはならないのである。先に現地へ着き、「ごめぇん待ったー?」という言葉を聞いてこそ男の浪漫というものだ。

しかしながら現実はそんな展開があるわけが無い。「開場までもう暫くお待ちください」という現実的な言葉を聞き、冬の寒空の下こんな事もあろうかと鞄に忍ばせた本をちず屋の街灯を頼りに、図書館から借りてきた「太陽の塔」を読みながら時間を潰した。

10分程時が過ぎ会場が開場してから(決して駄洒落などでは無い)私は祝いの品が傍らに置いてある階段を上り、靴を脱ぎ、薄暗い会場へと入った。「ほほう、これがちず屋の2Fか。私の部屋の広さと大差無いな」そう思いながら私は最前列の一番左というポジションに陣を取った。

公演が始まるまでしばらく時間が空くだろうと思った私はまたもや本を開き読書をはじめた。そうして暫く時間を潰しているとなにやらあたりがにぎやかになってきた。気がつけば会場は満席となり、私のとなり4席はうら若き乙女が4人座っているし、真後ろの席には美人と実しやかに噂される猫影もいる。私の隣の席の乙女は私に遠慮してなのか体育座りをしており、「私は胡座をかいて良い物なのだろうか。私はひょっとして回りに迷惑をかけているのではないか?」と謙虚な私は感じたが、しかしここで私も足を体育座りにしては気を使ってくれた方に対して逆に失礼ではないのか?と思い直し、あえて胡座で座った。相手のことを思いやりつつ、しかしその相手の好意を無駄にしないようにと考えて行動する私はなんと思慮深い事か。私が女性であればそんな私に惚れかねない。

頭の中では100通りのパターンで繰り広げられる恋愛シュミレーションをしながら読書にふけっていると、会場の明かりが突然落ちる。公演が始まったのだ。私はこの公演が始まる瞬間が一番好きで、次にどんな展開が待っているのかということを想像して胸が高まる。大人のビデオを初めて借りに行った学生の気持ち以上の胸の高まりだといえる。

公演が始まった。私が想像していた以上に面白い。面白すぎる。どこがどう面白いかと聞かれても語彙が少ない私に説明をさせることはほぼ不可能だ。つまらないと思ったならば悪い点が否応なしに目につき非常に印象に残りどこがどう悪かったか延々と書くこともできる。その反面、面白いと思ってしまったモノに関しては何も考えずに楽しみながら見るため、どこがどう面白かったかを記憶していないのだ。人の悪い部分のみが目に付き、その人の良い点を評価できないタイプと思われるかもしれないが、そもそも感動は言葉で伝えられるものでは無い。よって良い点を覚えていられない私は一切悪くない。

「すごく面白く、楽しかった」

その一言でいいじゃないか。いや、ダメか。



◆           ◆           ◆


私は「火サス」と「自分終わり探し」のネタが好きでした。

推理小説かもびっくりの結末だと思います(笑

そんな私が一番印象に残ったのはげんぱさん。
私が見るたび彼女が演じている役が強烈な個性の持ち主のものが多いように思う。



・・・・私の中ではげんぱさんのイメージが固まりつつあります(笑
[PR]
by f-yume | 2008-12-10 17:31 | 演劇